Kindleでコピーできないときの対処法を教えて
Kindleで本を読んでいて、「コピー制限に達しました」というメッセージに困った経験はありませんか。
引用や学習メモを作ろうとしても途中でコピーできなくなり、作業が止まってしまう…。
これは多くの読者が直面する悩みです。
本記事では、Kindleのコピー制限がなぜ存在するのか、その仕組みをわかりやすく解説します。
さらに、ブラウザ版マイノートの活用や別端末でのコピー、OCRやAIツールの利用、外部サービスとの連携など、実用的で合法的な対処法を具体的に紹介します。
読み進めれば、あなたの読書や学習の効率を落とさずに、必要な情報を賢く保存できる方法が見つかります。
Kindleの制限に振り回されない、新しい活用スタイルを手に入れてください。
Kindle コピー 制限とは
この章では以下のポイントについて解説します。
- 出版社が設定するコピー制限とは何か
- コピー・ペーストができなくなる仕組み
- コピー制限に達した際に表示されるメッセージ例
出版社が設定するコピー制限とは何か
Kindle書籍には、多くの場合出版社や著者が設定した「コピー制限」があります。
これは本文の一部をコピーできる回数や文字数を制限し、著作権保護を強化するための仕組みです。
この制限はAmazonではなく出版社がDRM(デジタル著作権管理)を通じて設定しているため、書籍ごとに上限が異なります。
このような仕組みにより、学習や引用に必要な最小限のコピーは可能ですが、大量コピーや複製は防がれています。
コピー・ペーストができなくなる仕組み
Kindleアプリでは、コピー回数または文字数が設定上限に達すると、以降のコピー・ペースト操作が無効化されます。
この際には警告メッセージが表示され、再びコピーできるようにする方法は原則ありません。
具体的には、選択テキストをコピーしようとすると「この本のコピー制限を超えました」と表示されます。
この制御はDRMがバックグラウンドで作動しており、端末やアプリ間でも同期されます。
コピー制限に達した際に表示されるメッセージ例
実際には、英語版Kindleで「Your copy limit for this book has been exceeded」という表示が出る例が多く見られます。


このメッセージは、一度表示されるとその書籍に対してはコピー機能がほぼ完全にロックされることを意味します。
この状態になってから制限をリセットする方法は公式には存在せず、時間経過や再インストールでも解除はできません。
Kindle コピー 制限 なぜ起きる?
この章では以下のポイントについて解説します。
- 著作権保護とDRMの目的
- 各書籍で異なる制限設定の背景
- 過去に使えたフラッシュカード機能の廃止
著作権保護とDRMの目的
Kindle書籍のコピー制限は、出版社や著者が著作権を守るために導入している仕組みです。
ここで使われるのがDRM(デジタル著作権管理)と呼ばれる技術で、不正コピーや無断配布を防ぎます。
DRMは正規購入者の利用を前提にしつつ、不特定多数への複製を防ぐための制御を行うのが目的です。
これにより、著作物の収益性と作り手の権利が守られます。
この方針はKindleだけでなく、Apple BooksやGoogle Play Booksなど他の電子書籍サービスでも共通しています。
各書籍で異なる制限設定の背景
コピー制限の具体的な割合や回数は、書籍ごとに異なります。これは出版社またはセルフパブリッシングの著者が設定を行うためです。
たとえば、一般的に「本文の10%まで」という基準が知られていますが、実際にはもっと少ない場合もあります。
読者からすれば、購入前にこの情報を確認できないのが難点です。
Amazon公式フォーラムやRedditのKindleスレッドでも、ユーザーが「同じ本でも端末によって制限が異なる」と報告しています。
過去に使えたフラッシュカード機能の廃止
かつてKindleには「フラッシュカード」という学習支援機能がありました。
これはハイライトした部分をカード形式で保存し、暗記や復習に使える便利なツールでした。
しかし近年、この機能は順次廃止されました。
理由としては、著作権保護の強化や出版社の意向による制約の強まりが考えられます。
この変更により、現在では外部アプリやサービスを利用して同様の機能を代替する必要があります。
Kindle コピー 制限 回避の方法と対処法5つ
この章では、Kindleのコピー制限を回避する方法を5つ紹介します。
- Kindleブラウザ版でハイライト箇所をコピペする方法(マイノート活用)
- 別端末でコピーする裏技(iPhone⇄iPad)
- 右クリックのウェブ検索を使ってコピーする方法
- スクリーンショットをAIやOCRでテキスト化する応急処置
- vFlatScanで紙の本をスキャンして電子化する方法(有料プラン前提)
対処法1:Kindleブラウザ版でハイライト箇所をコピペする方法(マイノート活用)
Kindleブラウザ版では、ハイライトした本文を「Kindleマイノートページ(Your Notes & Highlights)」で一覧表示できます。
これを利用すれば、アプリ内でコピー制限に達しても、ブラウザ上からコピペ可能な場合があります。
ポイントは、事前に必要箇所をハイライトしておくことです。
ハイライトは制限回数の対象外であり、その後マイノートページにアクセスすれば全文をコピーできます。
この方法は短文引用や学習用メモの取得に有効で、公式機能を利用するため安全性も高いです。
KindleのPCアプリでの具体的な手順


Kindleアプリでハイライトした箇所をライブラリ上で同期させないと、Kindleマイノートページに反映されません。
Kindleアプリには、本記事を書いている時点では「更新ボタン」なるものがないので、一度、戻るボタンをクリックします。


Kindle書籍の一覧が表示されるので、先ほどハイライトした書籍をもう一度開きます。


Kindleマイノートページを開き、左メニューのなかから該当の書籍をクリックします。
※すでに開いている場合は不要


すると、先ほどハイライト箇所が表示されます。もし先ほどハイライトした箇所が反映されていない場合は、上部にある更新ボタンをクリックします。




以下のように、「エクスポートの制限に達したため、一部のハイライトが非表示になっているか、省略されています。」と表示されます。ハイライトした文章の後半が「…」になって省略されてしまいます。


上記の場合、以下の手順をするとよいでしょう。
- 文章が途切れた一文以外をコピーして、メモ帳などにペーストする
- ハイライトをいったん削除する
- 文章が途切れた箇所から、同様の手順でハイライトする
対処法2:別端末でコピーする裏技(iPhone⇄iPad)
Kindleは同一アカウントで複数端末を同期しますが、コピー制限は端末ごとに管理されているケースがあります。
たとえばiPhoneでコピー不可になった場合でも、iPadやKindle Fireではまだ上限に達していない可能性があります。
この方法は確実ではないものの、端末を持ち替えるだけで追加のコピーが可能になる場合があり、実行コストも低いため試す価値があります。
対処法3:右クリックのウェブ検索を使ってコピーする方法
PC版Kindleでは、テキストを選択し右クリックすると「Googleで検索」などの項目が表示されることがあります。
この検索結果ページから、必要な短文をコピーできる場合があります。Kindle内部のコピー回数を消費しない点がメリットです。
ただし全書籍・全端末で使えるわけではなく、端末やアプリの仕様変更で使えなくなる可能性もあるため、恒久的な方法ではありません。
KindleのPCアプリでの具体的な手順


「この本の中を検索」もしくは「ブラウザで検索」をクリックします。


検索窓に表示されたテキストを選択してコピーします。


対処法4:スクリーンショットをAIやOCRでテキスト化する応急処置
コピーできない場合は、対象箇所をスクリーンショットとして保存し、OCR(光学式文字認識)機能でテキスト化します。
近年はChatGPTやGemini、Claude、CopilotなどのAIが画像からテキスト抽出できます。
ただし、AIによるテキスト出力は、使用するAIによって精度がかなり異なる点に注意してください。
2025年8月に、600文字ほどのテキストを私がAIで試した結果は以下のとおり。
| AIサービス | 言語モデル | 精度 |
|---|---|---|
| Gemini | 2.5Flash | そこそこ高い |
| Claude | Sonnet4 | 悪い |
| Chat GPT | GPT5 | 悪い |
| Copilot | (公開されてない) | 悪い |
また、この方法は短文取得には有効ですが、著作権保護の観点からも大量コピーは避けるべきです。
Geminiでの具体的な手順
Kindleアプリを開き、コピーしたい箇所のキャプチャ画像をとります。
Windowsなら「Win+Shift+S」。
Macなら、以下の記事を参考にどうぞ。


プロンプト例▼
キャプチャ内の本文を、編集したり要約することなく、一言一句違わずそのまま正確に出力してください。
実際の画面▼


出力例▼


なお、AIサービスの詳細は以下の姉妹サイトを参考にどうぞ。
対処法5:vFlatScanで紙の本をスキャンして電子化する方法(有料プラン前提)
Kindle版でコピー制限が厳しい場合、紙の本を別途購入し、vFlatScanアプリでスキャン・電子化する方法もあります。
有料プラン(月額500円のサブスク)に課金するとOCR精度が向上し、大量のテキスト抽出が可能です。
コストと手間はかかりますが、教材や技術書など、どうしても全文データが必要な場合には有効な選択肢です。
大量のテキストをコピーするのがこれがおすすめ!
詳しくは以下の姉妹サイトの記事をご覧ください。


Kindle コピペ PCで全文コピーしたい場合の工夫
この章では以下のポイントについて解説します。
- Kindle for PC/Macの「10%制限」の概要
- ブックノーション(BookNotion)などの外部ツール活用
- DRM解除や形式変換による完全コピーに関する注意点
Kindle for PC/Macの「10%制限」の概要
Kindle for PCやKindle for Macでは、コピー可能な本文量が書籍全体の約10%までに制限されています。
この制限は出版社や著者がDRM(デジタル著作権管理)を通じて設定しており、Amazon公式フォーラムでも解除できないことが明言されています。
重要なのは、この制限が端末やアプリの種類に関わらず適用されるという点です。
計画的に引用部分を選び、重要箇所を優先的にコピーする戦略が求められます。
ブックノーション(BookNotion)などの外部ツール活用
BookNotionは、Kindleブラウザ版でハイライトした箇所を自動的にNotionに同期できるツールです。
PCで全文コピーが難しい場合でも、必要な部分をハイライトしておけば、後でNotionから整理・活用できます。
他にもRedwiseのようにKindleと連携できるサービスがあり、引用や学習メモを効率化するための合法的な代替手段として有効です。
DRM解除や形式変換による完全コピーに関する注意点
DRMを解除すれば全文コピーは可能になりますが、これはCalibreやEpuborなどを用いた場合、日本国内では著作権法やKindle利用規約に違反する可能性が高いです。
海外ではグレーゾーンとして扱われる場合もありますが、日本ではリスクが大きいため推奨できません。
安全かつ合法的な方法で必要な情報を取得することが、長期的な利用や信頼維持につながります。
Kindle コピー できない時によくある悩みと注意点
この章では以下のポイントについて解説します。
- ハイライト最後の数文字が途切れる不具合と対処法
- コピー制限が端末ごとに制御されるケース
- コピー制限を超える使い方での著作権リスクについて
ハイライト最後の数文字が途切れる不具合と対処法
Kindleでコピーやハイライトを行った際、最後の単語や数文字が欠ける現象が発生することがあります。
特にKindle for PCでの報告が多く、文章の意味が変わってしまうケースもあります。
対処法としては、選択範囲をやや広めに取る、またはハイライト後にマイノート機能からコピーし直す方法があります。
これにより欠落を回避できる可能性が高まります。
この不具合はアプリやOSのバージョンによって発生頻度が異なり、最新版へのアップデートで改善する場合もあるため、常に最新環境を維持することが重要です。
コピー制限が端末ごとに制御されるケース
Kindleのコピー制限はアカウント単位で管理されることが多いものの、端末単位で制御される場合もあります。
たとえばPCで制限に達していても、スマートフォンやタブレットではまだコピー可能な場合があり、この仕様を利用して追加のコピーを行うことができます。
Amazon公式フォーラムやStack Exchangeの議論でも、複数端末の使い分けが一時的な回避策になる事例が共有されています。
とはいえ、この方法もいつまで利用可能かは不明で、恒久的な解決策とは言えません。
コピー制限を超える使い方での著作権リスクについて
コピー制限を意図的に回避して大量の本文を取得することは、著作権法やKindle利用規約に違反する可能性があります。
特にDRM解除やスクレイピングツールの利用は、日本国内では違法と判断されるリスクが高く、法的措置やアカウント停止の対象になり得ます。
引用や学習用途でのコピーは文化庁の著作権ガイドラインで認められていますが、その範囲を超えた利用は避けるべきです。
合法的な方法を守ることが、安心してKindleを活用し続けるための前提条件です。
Kindle コピー 制限と付き合いながら効率よく使う運用法
この章では以下のポイントについて解説します。
- メモ・ハイライトの蓄積とEvernote/Notionへの整理術
- 自己学習の範囲内での適法な活用ガイドライン
- DRMや制限付き書籍の線引きと賢い選び方
メモ・ハイライトの蓄積とEvernote/Notionへの整理術
Kindleのハイライト機能は、コピー制限のある中でも効率的に情報を蓄積するための基本機能です。
ハイライト内容はKindleマイノートページでまとめて閲覧でき、コピーやエクスポートも可能です。
さらに、EvernoteやNotionに貼り付ければ、タグ付けや検索で必要な情報をすぐに引き出せます。
定期的に整理・蓄積しておくことで、制限を意識せずに活用できる知識ベースが構築できます。
自己学習の範囲内での適法な活用ガイドライン
Kindleのコピー機能は引用や学習を目的とした範囲内で利用が認められています。
文化庁の著作権法解説では、引用は「公正な慣行に合致し、正当な目的のために行われる場合」に許可されるとされています。
そのため、ブログやSNSに大量転載する行為は違反となる可能性があります。
自分専用の学習ノートや研究メモとして利用することが、安心して活用を続けるための第一歩です。
DRMや制限付き書籍の線引きと賢い選び方
Kindle書籍の中には、DRMが厳格に設定されているものと比較的緩いものがあります。
購入前にAmazonの商品ページで「コピー可」の表示がある場合、それを参考に選ぶと効率的です。
さらに、出版社が公式にPDF版を提供している書籍や、制限が少ない教材を選ぶのも一案です。
こうした選び方を意識することで、日常的なコピー制限のストレスを大幅に減らし、作業効率を高めることができます。
まとめ|Kindle コピー 制限と対処法の総合ガイド
この記事では、Kindleのコピー制限の仕組みや理由、そして回避や対処の方法について詳しく解説しました。ポイントを整理すると、以下のとおりです。
- Kindleのコピー制限は出版社や著者がDRMを通じて設定しており、一般的には10%程度が上限。
- 制限は著作権保護のためであり、解除は基本的に不可能。
- 回避策として、ブラウザ版マイノートや別端末利用、OCR・AIツール、外部サービス連携がある。
- 大量のテキストをコピーするならvFlat Scanアプリがおすすめ
- PC版ではBookNotionやReadwiseなど、合法的に情報を整理できるツールが有効。
- 制限回避のための違法行為(DRM解除など)は著作権法違反のリスクが高い。
- 運用面ではハイライトとノートの活用、引用ルールの遵守、制限の少ない書籍の選定が効果的。
Kindleは便利な学習・読書ツールですが、制限の背景を理解し、合法的な方法で効率よく活用することが重要です。
著作権や規約を守りながら、自分に合った運用法を実践してみてください。
